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ゴールデンウィングの魅力・・・2

さて、ゴールンデンウィングの名を冠するロッドブランドは現行のゴールデンウィング・ツアーエディション(GWT)で3代目。初代ゴールデンウィング(GW)、2代目ゴールデンウィング・コンペイティション(GWC)と続く系譜は実に15年以上。僕は2代目にあたるGWCから開発に関わっています。

初代GWは当時の先端を行く高弾性カーボンを使用したブランクで(と言っても30t程度)、トーナメント向きのアクション設計が多くラインナップされていたことから(これまたそうは言ってもアメリカ設計品をガイド設定を変更しただけのものがほとんど)、折からのトーナメントブームに乗っかって大人気になりました。

まぁ、こういった話になると、必ず過去のGWと現行GWTを比較して「昔の方が良かった」的な意見が出たりするんですが、本音を言えば「本気でそう思う?」って感じです。

テイストや思い入れを抜きにすれば、技術、素材、性能などあらゆる側面から見て、現行モデルであるGWTがGWに劣るところは全く見当たらず、単純に釣りをする道具としての完成度は比較になりません。
ロッドのリニューアルによって後継機種が先代より評価(ユーザーや市場から、と言う意味)が劣る場合はままあるのですが、ことGWシリーズの場合、性能面においては、GW
では、設計思想という観点ではどうか。

僕はGWからGWCへのリニューアルを担当した際に、ちょうどFVRの新規投入、テクナAV(TAV)の追加機種も担当していました(要は全部)。そこでTAVの設計思想がアラミドヴェールによる粘りと軽さの両立だったので、GWCについてはGW伝統の金属的張り、つまりシャープさ、軽さにこだわった設計で進めることでTAVとの差別化を図ることにしたのです。

時代は高弾性を競う傾向にあり、より軽く、高弾性に、が各社テーマになっていたので、TAVはその流れへのアンチテーゼ、つまり「軽けりゃいいってもんじゃないぜ」ってな意識があったのですが、GWCについては、「それならキンキンのパキパキロッドで勝負したろうか」という、まぁ~今思えば我ながら青いというか、そういう思いで設計したものなのです。

結果、GWCは40tカーボンをメインに使用し、高弾性化。その特徴を最大限に引き出すためにレジンを減らして塗装も簡素化して・・・。
結果、パッキパキのキンキンのロッドが完成したと(笑)。

GWC69CMJのように琵琶湖でスマッシュヒットしたロッドなどは少し弾性を下げたりもしたけど、
GWC60CMHJとかGWC66CMHJ、GWC61SULJなどは、高弾性の特徴を引き出した、ある意味最先端のロッドだったと思います。

結果、タフコン下のトーナメントなどでは初代GWをしのぐ活躍を見せ、JBワールド(現TOP50)の年5戦中4勝をフェンウィックプロが挙げたりと、トーナメントシーンを席巻したもんでした。

では、現行のGWTはどうか。
GWCからGWTへのリニューアルに伴い、僕自身が意識したのは、「パッキパキのキンキンロッドは人は釣れるが魚は釣れない」ということでした。
いや、現実にはGWCで魚を沢山釣っているし、トーナメントも勝ってるわけだから、魚が釣れないなんてことは無いんですが、それでもGWCの行き過ぎた高弾性化、キンキンの張りはマイナス面があると言う認識でした。

むしろ、せいぜい30tカーボンをメインに使用しつつもシャープさを実現し、なおかつ使いやすさも併せ持っていた初代GWに使用感を近づけること、GWを時代にマッチさせたアクション設計でジャパンオリジナルとして再構築した、という感じですかね。

最近は沢村プロがGWTをメインに使用していますが、彼の口からも「GWTはGWCよりもGWに近い」とのコメントがあり、嬉しいと言うかほっとしているわけです。

続く・・・。
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まとめ

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