バス釣り喜怒哀楽 鬼形 毅の裏日々是開発

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マスターズ野尻湖戦を振り返る・・・1

さて、マスターズ最終戦、野尻湖の試合を振り返っていきます。

今年は開幕戦の銀山湖、3戦目の三瀬谷ダム戦の2試合で完全試合をくらってしまったため、年間成績はボロボロ。そもそもTOP50昇格希望ではないので年間成績は1番じゃなければ何番でもイイ感じなのだが、簡単にゼロ申告してしまう自分に苛立ちがあったのは事実。

仕事やプライベートでの嫌な出来事が精神面に影を落としていた部分は否定しないが、そんなことは試合には関係ないわけで、「釣ってきたヤツがエライ」、それがトーナメントである。

野尻湖は個人的にも好きな湖だし、スモールマウスバス自体も好きなのでマスターズ戦の中では最も重要な試合に位置付けている。僕にとってプリプラを複数日行うのは野尻湖だけだし、優勝、お立ち台といった高い目標に対し、ある程度の現実味をもって試合に臨むことが出来る唯一の場所でもある。河口湖や三瀬谷戦では勝てる気がしないのが本音なのだ。

プリプラは10/6~7、11~13の計5日間行った。例年より開催時期がひと月遅いため、バンクに魚が集中しはじめる時期でもあったため、得意とするフラットよりもバンクの練習、チェックに時間をかけた。
おそらくプリプラ期間は多くの選手が良い釣りをしていたと思う。バンクの魚はサイズも良いし、釣り方さえ合えばグッドサイズが簡単に釣れていた。プリプラ最終日にはチャプターのチャンピオンシップが開催されていたが、その日にプラに出ていた知り合いの選手は軒並みチャンピオンシップを上回るウェイトを釣っていたところからも、マスター選手が釣り方を見つけた時の上手さがわかる。
プラで釣ったナイスサイズ
プリプラで釣ったキロオーバー。この魚は今までとは違う釣り方でキャッチ。この時に試合の展開を予測しておくべきだった。

前日プラは北風爆風。予想通りバンクは既に選手が入れ替わり立ち替わりチェックしている。通称むらさき岩から奥へかけてのバンクは明らかに良い反応だった。おそらく北風爆風のため魚が抜かれずに残ったのだろう。初日は上位者続出だった。
実は前日プラの朝一に確認したのは鳥居横から大崎にかけてのフラットだった。ベイトフィッシュの入り方、バスの映り方を確認。明らかにプリプラよりも良くなっている印象を受けた。「これは爆発寸前か・・・?ヤバいな。」と同宿の選手と話したくらい。魚探の映像的には釣れそうな感じだったのだが、プリプラでバンクに時間をかけたというコダワリ(今となっては馬鹿げたコダワリだが)がフラットの細かいチェックを妨げていた。

前日の準備段階でタックルはバンクのネコリグとダウンショット用で4本、フラットの定番、キャロ用のロッドは1本という偏ったセッティングにしたのも、今思えばプラに引っ張られ過ぎだし、何よりもその瞬間を釣る、状況に合わせる、という試合で最も重要な部分をタックルの組み方から忘れていたと思う。

前日プラ
前日プラで釣ったナイスサイズ。推定1100g。周りに選手がいても釣り勝つ自信を与えてくれた1本。この魚が試合全体の戦略を決定してしまった。



試合初日。

冷え込みがきつく、さらに風が収まったことで、試合としてはタフになると感じていた。まずはノーフィッシュを避けること。目標は3キロ。
野尻湖Day 1スタート
初日のフライト。デッドスロー区間に一気に集中力を高める。最も好きな瞬間。(Photo by NBC NEWS)

優勝者は右へ・・・・。
プレーン直前。良く見ると優勝した五十嵐艇が舵を右に切ってフラットへ向かっている。この時点で勝負は決していた。(Photo by NBC NEWS)

フライトが遅かったので、バンクの大場所、ピンスポットともに入れないだろうと予想。バンク絡みのフラットなら先行者が居ても入れると考え、青学ワンドを選択した。
GPSのマーキングを見ながら入ればそこは前日プラで顔を合わせた知り合いばかり。これならばある程度のシェアは可能なので落ち着いて釣りを開始する。
しかし、魚探の映像はかなりしょぼい。前日とは違って明らかにベイトもバスも薄い。

それでもなんとか9時前までに2本を絞り出すことに成功。750g×2で推定1500g。周囲はほぼ釣れてない。
砂間が崎の先端側では釣れてる様子がうかがえるが、ここは移動を決意。砂間フラットを軽くチェックしてから、なぜか大崎や島周りのフラットをチェックすることなく樅が崎~竜宮へ移動。見ると竜宮の一番入りたい場所がなぜかぽっかり空いている。ラッキーとばかりに竜宮へイン。竜宮は野尻湖最大の岬。その先端付近は湖流も当たるし、回遊バスの通り道でもある。バンクのランガンが難しい野尻湖のマスターズ戦においては、竜宮のような大場所に入れるのはラッキーなのだ。

プリプラでも時間をかけてこのスポットは釣りこんでいただけに、風の当たり方、ベイトの入り方、リグを引く方向など、ある程度のクセみたいなものは把握していた。じっくり腰を据えてやるのみである。

10時、12mラインにある枝の周囲にベイトの反応とともに単発の魚影が映る。すかさず1/32ozのネコリグをアプローチ。着底してから軽く持ちあげてシェイクしながら落としていくと何度かショートバイトを繰り返した後に、押さえ込むような明確なバイトが!

フッキングするとかなりの手ごたえ。水中で一瞬光った魚影は、ゴールデン。ワカサギを追う回遊性の高いナイスサイズに違いない!






違いない・・・?





あれ?




なんだこれ。

ヒメマス!
「シャケだよ、シャケ!シャケ釣れた!」(うそ、ヒメマスのオスですが、シャケみたいなんだもん)って叫んでしまったよ。


サイズは40オーバー。鼻曲がりのセッパリでむかし北海道で釣ったカラフトマスを彷彿とさせる面構え。歯なんかガチガチでバス持ちなんかムリ。さらにトラウト系独特のローリングファイトでネットの中でラインぐるぐる巻き。婚姻色が出ていることからもわかるように、お尻から白い液体をピューピューとマイボートにぶっかけまくり。
さすがにがっかりしながらもヌルヌルのヒメマス君をちゃんと蘇生作業まで施してリリースしてやりましたよ、エエ。

しばらくすると、同じ場所で再び魚探に同じような映像が。
「またシャケか・・(だからマスだってば)」と思いつつも、ネコリグをシュート。
ボトム着底後、ティップにしっかりと重みを感じるバイトが来た!

シャケかもしれんと一抹の不安を抱えながらもファイトするとナイスサイズのスモールがワカサギをゲロゲロ吐きながら上がってきた!
激しい突っ込みに備えるが、以外とそうでもない。
どうもワカサギを喉に詰まらせて思うようにファイト出来ないようだ。

「よっしゃぁぁぁあ!」

41歳本厄のオッサンが、雄たけびを上げる瞬間ってなかなか無いよ。これだからトーナメントはやめられない。

推定1300gのキッカー。これで目標3キロに大きく近付く。フックはクチビルにきれいに掛っているのでササッと外してライブウェルへ。気になるのはエア抜きだな、なんて思ってたらライブウェルの中でなぜか大量吐血!
エラとかではなく口から血を吐いています。ライブウェルの水が真っ赤に染まり、他の2本までやられそう。

「どーゆうこと???」

困惑しながらもまずは水を入れ替えないといかんってことで外循環全開。エア抜きのハリなんかもう怖くて刺せないから、錘をぶら下げて姿勢を安定させる。5分、10分と様子をうかがうが、水の血の気は抜けていかない(つまり出血が止まらない)。そのうち、自発呼吸が3秒に1回くらいに落ちてきて、色もなんだか死にそうな色に変わってきた。

「絶対死なせない!俺が助けてやる!」


釣っておいて何を言ってるんだ、って感じだが、エラに水を送り、とにかく姿勢を安定させて水をまわし続けること1時間。どうやら止血したし、呼吸も落ち着いてきた。

ようやく釣りを再開し始めたのが12時ごろ。12mラインの反応が無くなり、シャロー側へ投げたPDLウルトラフィネスクローラーの1/42ozネコリグに食ってきたのが4本目。推定400g。
ああ、シャローは小さいけど魚は獲れるのね、と思いリミットメイクを習うが、そのままタイムアップ。

3キロは確実に超えた実感があったので、明日の展開を考えながらまぁまぁ自信持って帰着したのだが。
想像以上の釣れっぷり
ウェインは長蛇の列。釣れ釣れだったということか。(Photo by NBC NEWS)

走る
幸い弱ったビッグも復活。ペナルティくらうことなく検量台へ。(Photo by NBC NEWS)

Day1 バス持ち
3298g/4本。初日は予想外の16位。シングル順位くらいには付けていると思っていたのだが誤算だった。4キロオーバーが4人、3キロ台は13人の釣れ釣れ状態。(Photo by NBC NEWS)

初日成績表


初日を最低でもシングル順位で折り返さないと、釣れてる試合の場合、逆転優勝はかなり難しい。上位陣の顔ぶれを見れば、どこを釣っているのかもほぼわかってしまうのが野尻湖。予想通りだったのはムラサキ岩から奥へのストレッチ。そして恐れていたことが現実になったというか、これは予想していたにもかかわらず自分が入れなかったフラットから上位が多数出た。前日の北風爆風から一転、フラットへ向かう南風がさらにフラットを良化させたのだろう。この事実はもはや優勝の行方がフラットを釣る誰か、という部分に決まったことを意味していた。ムラサキ岩からのバンクは規模、魚の供給、選手の数を考えたら二日間はもたない。対してフラットは初日はガラガラだし、南風で魚の供給が期待できるからだ。


初日の晩飯タイム。仲間内での会話もフラットをどうするか、となった。2日目にフラットへ行くべきか否か。さすがに初日上位の選手の近くは避けるとして、まだまだガラ空きが予想される大崎はどうなのか・・・。
自分の持ちネタであるバンクのほとんどが限界を迎えつつある中で、16位から捲る方法はないか、思案しながら眠りについた。



続く。









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まとめ

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