バス釣り喜怒哀楽 鬼形 毅の裏日々是開発

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バスプロ選手権を振り返る。

バスプロ選手権とは、TOP50を除くJBプロトーナメント(マスターズ、各ローカルJB戦、JB2)の各試合において一定以上の成績(上位20%とか)を収めた選手のみが出場できる大会です。試合会場は西が生野銀山湖、東が河口湖となっていて、マスターズ以外のシリーズから権利を獲得した場合は、それぞれのシリーズが属する地域に出場することになります。
まぁ、それなりの人数が出場権利を持っているので、そんなに権威があるわけでもないとは思うんだけど、エントリーフィーを最初に全員支払うことが義務づけられているため、高額賞金大会になるというのが魅力ですかね。先払いしている以上は権利を獲得しておきたいって気持ちも当然あるし。

東日本の場合、マスターズ以外ではJB桧原湖、JB霞ヶ浦、JB山中湖、JB河口湖A、B、JB2河口湖から権利を獲得した選手が出てくるってことで、当然ながら河口湖組が圧倒的多数。
開催時期の関係か、バスプロ選手権って数年間に野尻湖で開催した以外は、ひたすら河口湖開催。だから権利とっても出ない選手多数です。

河口湖組にとっては嬉しい話だろうけども、ここは毎年開催場所を変更するべきだと思うんだけどねぇ。釣れなくても霞ヶ浦とか寒くても桧原湖とか、ぜんぜんOKだと思うけどなぁ。

どうも河口湖ロコが嬉々として試合に臨んでいるのに比べ、それ以外の選手のモチベーションの低さが気になる試合ではあります。


そんなことも思いつつも、せっかく獲得した出場権利、しっかり行使して優勝すれば2百ウン十万!というわけですから、張り切って試合に臨んできたつもりですよ、エエ。


前日プラは出船前にエンジンのトリムスイッチ不調が発覚して、ちょいと時間をとられたり、湖上でいろいろな仕事の話、電話の対応などで集中することもできず、ざっくりと見て回ったのみ。
西湖放水路沖、浅川ではあっさりと魚に触れたものの、サイズは小さ目・・・。
デカいとされてる放流バスにはお目にかかることができず、ネイティブ狙いで5本釣って2500g、これを2日間続ければ優勝!という予想を立てました。



初日。
ボートカバーはバリバリに霜が降りています。明け方の気温は1℃!

フライトは第2ということで、浅川と西湖で悩んだけども、スタート地点から距離があるため足の遅い船を抜けること、フラット気味のスポットなので混戦になっても入れないことはないこと、朝イチ以外にも12時ごろに魚の供給が良くなること、などから西湖をファーストエリアに定めました。
バスプロ選手権Day1スタート1
フライトが悪かったので西湖放水路沖をファーストエリアに選択。まぁ、魚のサイズといい人の数といい、完全にミスでしたね。(Photo by NBC NEWS)

バスプロ選手権Day1スタート2
スタート!いつも良い写真をありがとうございます。JBは試合の写真やレポート、情報伝達などがWebを使ってまともに行われている唯一の団体ですな。(Photo by NBC NEWS)


周囲はあっという間に船団と化し、GPSでマークしてあるウィードパッチも隣の修平プロとモロかぶり(苦笑)。案の定、朝はバイトが多発するも、ノンキーパーの嵐となっていました。
そんな中、僕、修平、山中湖の天才粕谷オヤジの3人が「場所、ずれてる?」っと言ってマークしたスポットへ入り直した直後に3人ともヒット。
かつての河口湖を彷彿とさせる、ガリガリ君の25cmジャストキーパー。推定240g・・・。

5匹揃っても1500gにすら及ばないサイズだけど、まずは揃えて勝負はそれからだ!っと思いつつ頑張るも、粕谷オヤジにケチョンケチョンに釣り負ける・・・。
隣では劇場主こと林プロが800gくらいのスーパーナイスキーパーを釣ったりして、エリアのポテンシャルがあることは証明されたものの、結局昼過ぎまで粘ってジャストキーパー2匹のみ。

まぁ~、粘り過ぎたというか、他に行くあてがなかったというか。浅川もそれなりの船団だったし、いまさらどうしようもなかったって感じですかね。
ショックだったのは、いわゆるネイティブのミドルからディープの魚を釣るということにおいては、それなりに自信があったんだけど、全く通用しなかったこと。野尻湖並みのショートバイト対策が必要だったのも想定外でしたね。

結局、2本で帰着。事実上ゲームセットですわ。
バスプロ選手権Day1ウェイイン
2本/476gで初日74位と大きく出遅れ。もはや優勝も上位入賞も望めないので2日目へのモチベーションは大きくダウン。(Photo by NBC NEWS)
初日の成績表

リミットメイクはわずかに10人。トップは3キロに届かず、2キロで10位ということで、事前のネイティブキーパーなら楽勝というムードは吹き飛んで、ローウェイト戦、とにかくキーパーをかき集めてくれば上位、という展開。
3本以下で上位の選手はおそらくグッドサイズの数少ない放流を釣ってきたか、ネイティブの1発が入った、という可能性が高く、2日間は続けて釣ってこないだろうと。なんせノーフィッシュは54人で全体の38%ですからね、タフと言った方が良いと思います。
安定感のある釣り方、河口湖でのキャリアとかを考えると、伊藤クン、財津さん、ノムシュンあたりが本命かなぁ・・・なんて完全傍観者と言うか開設者目線で結果を眺めていました。



2日目。朝から寒い!雨予報ということで気温も上がらず、終始寒い1日でした。

とにかく初日に外すとモチベーションが上がりにくいバスプロ選手権。
とは言え河口湖でネイティブ試合となれば経験値を上げるにはもってこいの試合展開なので、とにかく初日とは違う場所に行こうと決めてました。
もちろん初日上位選手の邪魔になるような行為は避けたい。けれども試合である以上、自分の釣りはちゃんとしたい。ギリギリまで迷ったのですが、プラで魚に触っていた浅川にエリアを定めました。

バスプロ選手権Day2スタート
2日目スタート。橋内へ折り返しなのでデッドスローのまま。結局試合中はデッドスローのみ。(Photo by NBC NEWS)


浅川に入るとフェンウィックチームの中田プロ、反対側には結果優勝することになる真海プロ、他にも上位陣が適度な間隔を保ってポジショニング。
ちょっと気が引けたけど、入れてもらって釣り開始。

ウィードエッジとブレイクが絡む方へ皆キャストを繰り返すが、個人的にはどうもボートの真下が気になってしょうがない。
というのも魚探には頻繁にバスらしき映像が映し出されていたからです。
シューティング気味に落とすも無反応。ふと見ると周りの選手はポンポンと釣っていきます。
「う~ん、やはりウィードエッジなのか・・・?」
なかなか絞り込めないでいると、隣の真海プロはビッグサイズを連発!これはどうも深いところのような気も・・・?

と、そこへノムシュン登場。僕のボートポジションのちょっと沖をドラッキングで流していく。
「どう?」「まだ1本です」
なんて会話をしていると、立て続けに2本キャッチ!(ノムシュンが)

1本はノンキーだったみたいだけど、さすが僕が気になっていても釣れない魚をあっさり釣るわ。スモラバのドラッギングか・・・。


結局、僕には終了直前に掛った、ホントのジャストキーパーのみ。まぁ、浅川だからと言っても簡単に釣れるわけではなく、しっかり釣りこんでないと厳しい感じでしたね。

バスプロ選手権Day2ウェイイン
トホホの1本/260g。ミニマム更新!って言われて凹みまくり。2日目は釣った選手の中では最下位でした・・・。(Photo by NBC NEWS)
2日目成績表

2日目のリミットメイクはわずか8人。ノーフィッシュは37人。1本のみとノーフィッシュで過半数を超えてますから、やはり厳しい展開だったようです。

優勝は隣で釣っていた真海プロ。見事に2日目はリミットメイク&3キロ超えでバスプロ選手権2勝目!稼ぐねぇ・・・。
2位は河口湖絶対王者、ノムシュン。2日目は3本ながらも1500gクラスのキッカーを混ぜて2位まで捲ってきました。いやね、河口湖の神様に愛されてるわ。もちろん愛されるには理由があるんだけど。
ノムシュンがマスターズに初参戦した時から河口湖では異次元の強さを発揮していて、当時僕らは仲間と「こりゃ、これから10年以上は河口湖ではノムシュンに勝てんわ」って会話を交わした記憶があります。そして10年以上たった今、その会話は完全に現実のものになってますな。いや、凄い。

河口湖ってどうしても放流バスとか、ワーム禁止とか、大船団とか、そういうイメージが先行してトーナメンターの中でも敬遠されてると言うか、嫌いだと公言している人が多いよね。僕もその一人で、好きか嫌いかで言えば嫌いかな。
でも、関東であれほどのビッグフィッシュが目視出来るフィールドってあんまりないし、ウィードが豊富な点も珍しいよね。リトル琵琶湖状態とでも言おうか。
そして試合となればマスターズの2戦目のように船団が出来ようが、ポークルアーだろうが8キロとか釣れてしまうポテンシャルを持っていて、ネイティブに関しては完全にパターンが存在する湖だと思います。
そういう湖で、ノムシュンは放流バスもネイティブも釣る、ビッグフィッシュも小さい魚もちゃんと獲ってくるわけで、その強さはホンモノというか尊敬すべき力ですよ。
それから試合となれば全員同じルールでやるんだから、ポークがどうのとか放流がどうのとか、そういうのはカンケー無いもんね。


2日目トップウェイトはTOP50の篠塚プロ。河口湖はバスプロ選手権にしか来ないわけですが、その戦略の巧みさには感心しました。
初日の終わりごろに、ハワイ沖に張られている漕艇のコースロープが外されたんだよね(1本だけ新たにブイが入ったけど)。で、2日目の朝、ルール説明で「コースロープが無くなったので、周辺は釣りOK]となったわけだ。
そこで篠塚プロは考えたらしい。
「直近の放流は長崎(ハワイに向かって左側の岬)。そこからバスが移動して付くストラクチャーはコースロープ。でも釣り禁止だったから昨日までは手つかずで残っているだろう」と。

案の定、そこには手つかずのナイスサイズが残っていたらしく、それをしっかりとモノにして3キロ超えをマークしたということらしい。
戦略に長けてると言うか、発想がさすがTOP50の選手だと感心しましたね。長崎の放流、コースロープ撤去&釣りOK、ここまでの情報は選手全員が等しく得ている話。でもそこから前述の発想までリンクさせるのが簡単じゃないんだよね。聞けばなるほどね~って話なんだけど。

総合成績表

やはりトーナメントは面白い。釣れなくても釣れても、それがどんなにシンドイ釣り方でも、魂が揺さぶられるというか、心から感動出来る瞬間は、僕個人はトーナメントの魚しかないですね。
仕事で何億円売上ても、ガッツポーズしないし雄たけびも上げないよ。でもトーナメントだったら、それが25cmのキーパーだったとしても、手が震えたり心臓バクバクになったりするときがあるもんね(全部じゃ無いけどさ)。

今年は時間的にも経済的にも楽じゃなくて、満足なシーズンじゃなかったけど、勤務先のティムコには多大なる理解とサポートをしてもらっているし、家族にもいろいろ我慢してもらいながらも続けさせてもらっていることには心から感謝したい。
それからトーナメントを通じて知り合った選手の皆さん。若手も多いし同世代もいるんだけど、一緒にご飯食べたり、釣りの話をしたり、たくさんの刺激をもらっていて、感謝感謝です。


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まとめ

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