バス釣り喜怒哀楽 鬼形 毅の裏日々是開発

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レジットデザイン という会社を始めました。

ティムコを退社しても当然ながら仕事は続けていかなくてはなりません。
1年以上前から悩んで悩んで、そして決意したこと。それは「自分たちでやろう。」ということでした。

釣り業界以外への転職も考えましたが、前回のブログでも書いたように、そもそも釣りの仕事がしたくて、バスフィッシングに関わる仕事がしたくて選んだ道でしたから、結論はおのずと決まりました。

19年余のティムコ在籍期間のうち、17年近くをフェンウィックロッドの企画開発、バスルアーの企画開発に従事してきましたから、経験もノウハウも蓄積されていました。開発についてはほぼひとりで行っていましたし、工場への出張、視察、なども全てを担ってきましたから、そういった点での経験値も蓄えられていました。

フェンウィックロッドが好きな気持ちは今も強く持っていますし、今まで造ってきたロッド、特にここ数年のアイテムに関しての出来には強い自信があります。それでも決断した理由、それは数年前からの大きな流れ、というしかありません。
2009年に起きた契約プロの不正事件で、フェンウィックというブランドも、それを背負うプロの皆さんも、そしてティムコの皆さんも、大きく傷つきました。自分の人生が他人の行為によって左右される歯がゆさ、悔しさは今も思い出されます。
あの時以降、沢村さんが先頭に立って、北さんや山岡さんを鼓舞してくれたから、彼らがまさにそのトーナメントの現場で踏ん張って、好成績を残してくれたから、少なくとも僕は前を向くことができたし、ともに戦っていく気持ちになれました。
2009年のエリート5で北さんが優勝、2010年、2011年とクラシックを沢村さん、北さんが連覇、2012年には山岡さんがトップ50初優勝、そして2013年、僕がトップ50の試合に帯同を始めた年でいきなり沢村さんが遠賀川を圧勝、北さんが北浦戦を制し、年間優勝を飾りました。もちろん、プロの皆さんが素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた結果なのですが、自分にとって、「ああ、これは一区切りつける、そういう流れなんだな。」と思いました。

鬼プロフ
「ティムコに入社した時も、これから起業するときも変わらないのはバスフィッシングへの想い。趣味でもあり仕事でもある、まさにライフワーク。その想いを反映したモノつくり、会社運営をしたいと思います。」

そして時を同じくして、同様に達成感とともに次のチャレンジを模索する仲間と出会いました。
彼は競合他社でもあり、フェンウィックブランドにおいてはビジネスパートナーでもあったピュアフィッシングジャパンの開発担当でした。
マミヤオーピー時代からロッドの生産や開発に携わっており、ピュアフィッシングジャパン発足後にファンタジスタシリーズの開発担当として、多くのプロスタッフの要望に応えるロッド作りを行ってきました。その道のりは決して平坦なものではなかったでしょう。個性の強いプロたちの要望に応えていく難しさは僕も容易に想像がつきます(苦笑)。外資系企業であるが故の厳しい数字の管理もあったことでしょう。ABUと言えばリールのイメージしかなかった時代から、ファンタジスタシリーズを人気ブランドにまで成長させた立役者の一人であることは間違いありません。
2012年、2013年のタックルオブザイヤー(ルアーマガジン誌企画)において、青木さんのDeeZが1位に輝いたとき、裏方として立ち上げから関わってきた彼の中でも、一つの達成感を持ったようです。

彼の名は飯高博文。実直な仕事ぶりと、海外工場相手にも物怖じしないタフさ、ロッド開発の豊富な知識と経験は一流です。彼が僕をパートナーとして認めてくれ、僕自身も彼を信頼することで、我々は新しいスタートを切ることが出来ました。
飯高のパワーもあって、海外生産工場を含む多くの方からサポートを受けることができでいます。すでにいくつかお仕事もいただいており、OEMビジネスとしても少しずつ動き始めています。

新会社の名前はレジットデザイン(LEGIT DESIGN)。レジットとは英語で本物を意味するLEGITIMATEの略で、スラングです。「本物、質が高い」といった意味で使われます。「すげえな!」とか「ホンモノじゃん!」とか、「素敵だ!」とか、まぁそんな感じで使われます。

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「レジットデザイン(LEGIT DESIGN)は我々のモノづくりへのポリシーであると同時に、戒めでもある。」

ロッド作りに従事してきた二人が立ち上げる会社ですから、作り手としての思想、本当にいいものを作る、という思いで社名を決めました。いい道具が売れるわけではない時代ですし、実際は経験値のない人が開発をやってたり、それが売れることがある世界でもあります。当然、会社としては売れなきゃ明日がないわけですが、それでもポリシーとしては「イイものが売れる」ようにするために努力して行きたいわけです。
我々は資金力も無いし、強力な宣伝力も今はありません。バスフィッシングを取り巻く環境は厳しく、業界規模は縮小の一途と言えます。
それでも敢えて起業する意味。それは自分たちの理想のモノづくりを追うことであり、今まででは出来なかったことを成すためです。意思決定を早め(二人しかいないし)、釣りの現場、生産の現場、販売の現場を肌で感じながら歩んでいきたいと思います。目の前には荒野が広がっている感覚ですし、既存の他社さんに負けそうなことばかり見出してしまうこともありますが、一度しかない人生ですから、整地された道ではなく荒れた脇道を行くのも一興でしょう。まさにWalk On The Wild Sideですね。

最初はレジットデザインブランドのロッドを発表する予定です。現在サンプル作製中ですので追ってその詳細はお知らせできるかと思います。
ブランクの素材、アクション、価格、などなど、飯高も僕も日々喧々諤々やりながらLEGITなものを作っていきます!



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まとめ

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