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ベイトフィネス合戦?

先日終了したJB TOP50北浦水系戦。
小森プロの連覇という結果でしたが、戦前から言われていたのが、この試合は「ベイトフィネス合戦」になる、ということ。

誰が名付けたかベイトフィネス元年の今年、日本のトーナメントシーンの最高峰で最もベイトフィネスが活躍するであろうフィールドでの試合開催。この試合にあわせて多くのプロがK.T.F.チューンのレボエリートやNewピクシーを用意し、ロッドもプロトやリリース間もない商品、改造品を持ち込んでいました。
つまりTOP50選手の多くが、自分なりのベイトフィネスタックルを組んで臨んだ初めての試合、と言えるわけです。

もちろん中には「ベイトフィネス?必要ないよ」と言い切るプロもいましたし、スポンサーの関係や経済的な理由で該当するタックルを調達できなかったプロもいましたので、全員がベイトフィネス一色ではなかったのですが、それでも僕がプリプラで市村プロに同船したときも同じマリーナの多くのプロから「ロッド見せて」とか「どういうロッドが向いてるの(簡単に教えられんがな)」と声を掛けられましたし、いくつか明らかに製品とは違うロッドを用意しているプロも目撃したように、「ベイトフィネス」がこの試合におけるひとつのキーワードだったのは間違いないと思います。


で、昨日市村プロが桧原湖へ移動する前に、北浦戦で使用したプロトロッドの返却と桧原湖戦用の秘密兵器をゲットしに来社したので、ベイトフィネス合戦(だったであろう)この試合の裏話を沢山聞いてきました。

市村プロはこの試合に向けてK.T.F.レボエリを10台!ほど用意しており、ロッドもGWT610CLP+J、GWT64CLP+J、GWT63CLJのゴールデンウィング・ベイトフィネス3兄弟を複数本、TAV-GP611CMLP+J、TAV-GPプロトなどと組み合わせて試合に臨んでいました。スモラバやネコリグなどフィネスな釣りは得意な彼ですから、当然スピニングも用意していたし、試合でも使用したみたいですが、その彼をして

「あの水系ではスピニングの出番が極めて少ないですね」

とのこと。メインに使ったのは2.7gに軽量小型ワームを組んだライトテキサスやスワンプのネコリグ。試合ではほぼ全てこのリグで魚を手にしたようです。
ティムコとしてもベイトフィネスを駆使してサポートするプロが表彰台(5位)に立ったということで、タックルの性能が貢献した、と言える結果にホッと一安心なわけですが。


ではこの試合、本当に「ベイトフィネス合戦」だったのでしょうか?

上位10名を見てみると、6,7位の選手はほぼ間違いなくベイトフィネスを戦略に組み込んでいると思います。それは使っているリールやロッド、プロデュース商品などから容易に想像できます。
5位の市村プロ、8位の北プロはフェンウィックのサポート選手ですし、試合前に僕のところにプロトを借りに来たことからも、ベイトフィネスを中心にしたのは確実(北プロはスピニングでスモラバのミドストもやったみたいですが)。

しかし、僕が想像するに優勝から4位までと、9位、10位の選手はおそらくベイトフィネスタックルを中心に戦略を組んではいないはずです。
優勝した小森選手はスピニングでのダウンショットと発表されてますし、リールがフルーガー、ロッドがアブ、という組み合わせですから、所謂ベイトフィネスタックルではないでしょう。
他の選手もリールこそピクシー等は用意したでしょうが、ロッドのサポートから考えるとこれもちょっと違うかな、と。


つまりは、この試合の結果だけを見る限りは、ベイトフィネスよりも普通のフィネス、スピニングで釣った方が結果が良かった、という話になるわけです。

まぁ~、このへんが試合の難しさですね。道具の性能は試合を行ううえで無視はできないけど、決定付けるものでもない、ということでしょうか。

だからと言って「ベイトフィネスよりスピニングのほうがイイ」と考えるのは早計だと思います。以前僕は
「ベイトフィネスは実需から生まれた釣りでありタックル。一過性のものではない。」と書いたことがありましたが、この試合を終えたプロやオブザーバーの方々の多くが「この状況ならベイトフィネス、アリだな」と実感したはずです。
むしろTOP50という異常な環境がベイトフィネスのパワーを落としているだけで、プライベートな釣りにおいては、必ずベイトフィネスタックルがあるとなしでは大違い、という結果になるのではないでしょうか。

いずれにせよ、フェンウィックのロッドがそうであるように、各プロ、各社がこの北浦戦を経て得られた経験、データを基に、ベイトフィネス絡みのタックル開発に力を入れてくるでしょう。それはそのままユーザー側から見れば選択肢の広がりになるわけで、歓迎すべき出来事だと思います。

トーナメントとプライベートの釣りの乖離が言われて久しいですが、ベイトフィネスはトーナメントシーンがタックルや釣りそのものの進化、深化にダイレクトに影響を与えた好例と言えるのです。









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まとめ

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